学生時代にTOEICで900点以上を取得してから早数年。ここのところ英語学習が停滞気味でしたが、今後のキャリアアップを考えるとTOEICごときで満足するわけにはいきません。
というわけで、以前から興味があったIELTSを、現在住んでいるベトナム・ホーチミン市内で受験してみました。
British Councilで受験申し込み
ホーチミン市中心部、イギリス領事館の隣にあるブリティッシュ・カウンシルで受験を申し込みました。土曜日の午後に訪れたのですが、英語の授業を受けて帰宅する小・中学生と、送り迎えをする親たちで賑わっていました。
門をくぐってすぐ左の通路で、かんたんな荷物チェックがありますが、警備員によってはノーチェックです。
カウンターがいっぱいの場合は受付の近くの機械で整理券を取って待ちます。
IELTSの受験申し込みをしたい旨を伝え、試験日程を選びます。*印が付いている日はAcademicとGeneral両方、付いていない日はAcademicのみ受験できます。
ハノイやホーチミンではほぼ毎週末に受験でき、その他の都市では月に1度のようです。
受験料は約24,000円
申込書に必要事項を記入します。写真ではモジュールを間違えてジェネラルトレーニングにチェックしていたので、後で訂正しました。
申込書とパスポートを提出し、クレジットカードで受験料を支払うとその場で申し込み完了です。
受験料は4,750,000VND(約24,000円)でした。日本での受験料(25,380円)とほとんど変わりません。一般的なベトナム人にとってはかなり高額だと思います。
自習室が使えます
申し込みが完了すると、ブリティッシュ・カウンシルのメンバーシップカードがもらえます。受験の前日まで、校舎1階の自習室を自由に利用することができます。
とはいえ、入室時にこのカードの提示を求められたことはありません。知らなかった私は、申し込み前から普通に利用していました…スミマセン
日本語の公認問題集で予習
IELTSを受験するのは初めてなので、まずは日本で購入し持参した公認問題集を1回通しでこなして練習しました。
この本では、各パートごとに複数のパターンの演習問題があり、出題形式に慣れることができます。そして、模試が1回分付属しているので、だいたいの予想スコアを算出することができます。
すべて日本語でしっかりと解説されているため、効率よく理解することができたのでおすすめです。
さらに、リスニングとリーディングに集中するため、本番形式問題3回分も購入し、Test1と2をやってみました。おかげでだいぶパターンが掴めた気がしますが、苦手なライティングとスピーキングの対策を全くしていないため、全体のスコアはあまり期待できません…
1日目:会場はホテル宴会場
さて、いよいよ受験当日。初日はリスニング・リーディング・ライティングの3つを連続で受けます。
朝7時半ごろに会場に到着しました。場所はホーチミン市内中心部から西へ数キロ離れたホテル「Windsor Plaza Hotel」です。先すでにエレベーターには学生の列ができていました。
ロビー内の掲示で、自分の受験番号、モジュール、部屋を確認します。
ざっと見たところ、今回の受験者は約400人で、半数以上が女性でした。年齢層も10代後半~20代がほとんどのようです。
この後、スマホと一緒に荷物を預け、身体検査ののち部屋に入ったので写真はありません。
お手洗いは入室締め切り直前に
ちょっと誤算だったのが、8時過ぎに部屋に入ったものの、試験開始は9時だったこと。受験生の入室を締め切ったのは8時45分ごろでした。
写真撮影と身体検査を受け、1度入室してしまうと、リスニングの試験が終わるまでは部屋を出ることができません。
案の定、会場はエアコンが効きすぎていました。シャツの上にカーディガンを羽織っていましたが、それも意味無し。2時間ほど経つとお手洗いに行きたくなりましたが、時間をロスしてしまうため結局最後まで我慢しました。
お手洗いは入室締め切り直前に済ませることと、エアコン対策のため厚手のパーカー等が必要だと思いました。
ベトナムに限らず東南アジアの人たちは、なぜあの寒さの中、半袖半パンで過ごせるのか理解できません…
書きにくい鉛筆と机
試験では使用する鉛筆と消しゴムは事前に配布され、私物の持ち込みはできません。あまり質のよいものではありませんが、ひどいというわけでもなかったです。
問題は会場の机。ホテルの宴会場のため、机には厚いテーブルクロスがかかっています。そこへ直接紙を置き、配布された鉛筆で解答用紙に記入するため、書きにくいことこの上なかったです。筆圧が高い人だと破ってしまいそうです。
ちなみに鉛筆と消しゴムは試験終了後、たくさんの人が持ち帰っていました。
そんなこんなで初めてのIELTS受験の初日が終了しました。7時半に会場入りし、解散は12時。TOEICと比べると長丁場のため体力を消耗しました…
2日目:語学学校でスピーキングを受験
初日の試験会場で、受験者それぞれの机に、スピーキングの受験日時・場所が書かれた紙が置かれています。私の場合は、翌日曜日の10時半から、自宅近くの語学学校で受験するよう指示がありました。
Kent International Collegeという学校に来ました。ホーチミン市内にはこのような英語学校が多数あります。特に大学キャンパスの周辺に固まっている印象があります。
指定された時間に受付と身体検査を済ませ、名前が呼ばれると面接部屋に入りました。
部屋の外には休憩中の面接官と思わしきオーストラリア人(訛りから勝手に判断)が数名いましたが、私の面接官はアジア系(フィリピン人?)でした。
一通り話せましたが、スピーキングは1番苦手なため、後半になると何度か詰まってしまいました。
スコアは2週間後
気になるスコアは、2週間後の12月8日(金)に通知される予定です。ウェブで閲覧できます。スコアシートはブリティッシュ・カウンシルで受け取りできます。
この記事を書いている時点(11月30日)ではまだ結果が出ていないのですが、オーバーオール5.5(リスニング6.0、リーディング6.0、ライティング5.0、スピーキング5.5)は欲しいなぁと期待しています。留学する場合、最低でも5.5、できれば6.5が必要必要なので…
追記(2017/12/8):スコア6.5を取得しました!予想より高い数字だったのでうれしいです。
まとめ
まだ日本で受験したことがないのですが、ベトナムでのIELTS受験は、受験料やレギュレーションなどは、日本とほぼ変わりません。
逆に、試験会場の環境はあまりよくない気がしました。東南アジア全体の傾向として、エアコンが効きすぎていて凍えるような思いをすることが多々あると思いますが、それはベトナムのIELTS試験会場でも同様でした。寒さ対策を万全にして試験に臨んでください。