スペイン・トマト祭りに参加!あると便利なもの&知っておきたかったこと

ここ数年、日本でも知名度が上がってきたスペインのトマト祭り。友人がスペインのバレンシアに住んでいることがきっかけで、2018年の参加を決めました。

この記事では、あまり下調べをせずに初めて参加した私が、事前に知っておきたかったことをまとめています。2019年に参加される方の参考になれば幸いです。

持って行ってよかったもの

アクションカメラ(GoPro)

この日のために、出発前に日本でGoPro(当時はHERO6)を購入しました。

もちろんiPhoneも持っているので、十分にきれいな動画を撮ることができるのですが、トマト祭りという状況から、下記の理由でGoProのようなアクションカメラが適しています。

広角レンズのため広い範囲が写せる

広い範囲を写せる広角レンズを搭載しています。狭い道を走るトラックや、トマトを投げ合う人々をしっかりと写すことができますね。

防水のためトマトや水がかかっても大丈夫

祭の開始前に水をかけられます。

最近のスマホは防水のものが多いですが、それでもできるだけ水分が付着する状況は避けたいものですよね。

GoProは通常の状態で水深10m防水のため、潰れてドロドロになったトマトを見ず知らずの外国人にぶっかけられても平気です。

大切なスマホを危険に晒すことがない

トマトがカメラに直撃します!(↑痛かった…)

普段使っているスマホが壊れたり、失くしたりする危険が十分すぎるほどあります。実際、祭りが終わった直後、横にいた外国人の方が「iPhone失くした〜!」と言って探しまわっていました。

たとえ防水ケースに入れていようと、画面が割れる・壊れる・そして盗まれる可能性が十分あります。

リスクはできるだけ分散したほうがいいと思います。

ゴーグル

顔面にトマトが直撃する会場で、目を守るためです。私の額にも何度か当たりましたが、かなり痛かったです。

また、普段からメガネをかけているため、SWANSの度付きゴーグルを持っていきました。

ちなみに、祭りの前日のバレンシア市内や、祭り当日のブニョール駅周辺で、ゴーグルが5ユーロ前後で販売されていましたが、質が悪いのか、祭りの最中にゴムバンドがちぎれたり、固定できなくなったりしている様子でした…

予備のメガネ

これは本当に私がバカだったからなんですが・・・

祭りの真っ最中、いつの間にかメガネを無くしました。前述の通りゴーグルをつけていたのですが、日陰になっていて見えづらいところがあったので、メガネに戻したところ、ものの5分でどこかへ吹っ飛んで行方不明になってしまいました。

日本から予備のメガネを持ってきておいて本当によかった…

持って行けばよかったもの

水着

今日使ったら捨ててもいいジーンズを履いて行ったのですが、替えの水着を忘れてしまい、結局履いて帰ってきてしまいました。

ジーンズのような生地は、こびりついたトマトがなかなかとれません。最初から水着であれば、さっと洗ってビニール袋に入れておけるのに、と思いました。

水を入れた大きなボトル

これは、飲み水としてだけではなく、トマト祭り終了後のシャワー用としても使います。

事前に他のブログを読んでいると、「祭りが終わるとあちこちで周辺住民がホースで水をかけてくれる」と書いてありました。実際、私も水をかけてもらったのですが、問題は人の多さ。

ホースが数本しかない場所に数百人もの人が並びます。1度自分の順番が来れば、できるだけきれいにしたいと皆思うのですが、1人あたり30秒〜1分ではしっかりと全身にこびりついたトマトを落とすことはできません。

たった1分間水を浴びるために、数十分も待つ羽目になります。

この写真は、上の方にある家の人がホースで水をまいているところです。1本のホースから出る水に20人以上の人が群がるため、汚れを落とすのには全然足りません。

幸い、私は人の少ない裏通りのお宅で、十分な量の水をかけてもらうことができたのですが、祭が終わって30分経つとホースを片付けていました。

もし来年も参加するとすれば、1.5〜2リットルの水が入ったボトルを持参して他の荷物として預けておき、祭りが終わったらすぐに体を洗えるようにしたいです。

タオル

ぐちゃぐちゃになったトマトはすぐ乾くので、頭から水をかぶっただけではなかなか取れませんでした。スポーツタオルが1枚あればしっかりと汚れを落とすことができたと思います。

捨ててもいいスニーカー

足元については、クロックスだと脱げそう・踏まれたとき痛そうだったので、いつも使っているKEENのサンダルを履いてきましたが、これも失敗。

ホテルに帰ったあと、こびりついたトマトを歯ブラシで落とすのがかなりめんどくさかったです。

祭りが始って30分もすると、道路は舗装が見えないほどのトマトで埋め尽くされます。

捨ててもいいスニーカーを履いて行き、ホテルに戻ったらゴミ箱にポイ、帰りは持参したサンダルを履いて帰るほうが楽です。

知っておきたかったこと

1時間前に到着してもあまり前へ進めない

ブニョール駅に到着後、チケットの引き換えを済ませ、荷物を預けてからゲートをくぐったのが、祭り開始1時間前。すでに大勢の人が入場しており、なかなか前へ進めません。

そこからできるだけ西側へ移動しようとしましたが、最終的にこのSan Pedro協会より前へは進めなくなりました。

トマトを積んだトラックは、シッド通りを西から東へと移動します。できるだけ最初の方(西側)へ行きたい方は、もっと早く到着することをおすすめします。

自撮り棒は持ち込み禁止

自撮り棒は持ち込み禁止です。もともと私は自撮り棒を持参しておらず、代わりにこのManfrottoの小型三脚Pixiを携帯していました。

入場時に警備の方に確認されましたが、自撮り棒はダメでもこれはOKということで、会場内でGoProをセットして使うことができました。

ですが、あのぎゅうぎゅう詰めの会場での危険を避けるためにも、持っていかないほうがいいと思います。

手荷物は預けられる

こんな感じで手荷物を預かってくれるところが入り口近くに何ヶ所かありました。荷物と引き換えに札をもらう形式です。

私はこのお店で荷物を預けて、料金は3ユーロでした。

電車よりバスツアーのほうが楽かも

すでに満員の列車で1時間近く立ちっぱなしです。

今回はツアーを使わず個人での参加だったため、鉄道で移動しました。

往路、San Isidre駅でBunol行きに乗り換えると、電車はすでに満員で座れず。帰りも祭りが終わってBunol駅に着いてから列車が発車するまで1時間近く待ちました。

そして、トマトがまだ体に付いた状態で混雑する地下鉄に乗り換え、ホテルに到着したのは15時半ごろ。もうクタクタです。

もし次に参加するなら、ずっと座れる&自分の周りもトマトが付着したままの人が乗っているバスツアーのほうが楽かも、と思いました。

最小限の装備で最大限楽しもう!

いかがでしたか?現地に住む友人にまかせっきりで、あまり自分で調べなかったため、メガネを無くす、トマトまみれの服で地下鉄に乗る、体調を崩して病院に行くと失敗続きでした。

それでも、世界的に有名になってきたこの祭りに参加できたことはよい経験でした。2019年に行かれる方、参加を検討されている方の参考になれば幸いです。

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