欧米への長時間フライトは、狭いエコノミーではなく、できればプレミアムエコノミーに座りたいものです。
私はこれまでに5回、ANAのプレミアムエコノミークラスを利用したことがあります。
- 15D:NH828 デリー → 成田
- 15D:NH879 羽田 → シドニー
- 15C:NH880 シドニー → 羽田
- 16A:NH115 バンクーバー → 羽田
- 15A:NH116 羽田 → バンクーバー
しかし、座席によっては普通のエコノミーとあまり変わらないよなぁ…と感じたこともありました。
この記事では、十数席あるプレミアムエコノミーの中からおすすめの座席・おすすめできない座席をご紹介します。
前提条件
前提条件として、私は身長が178センチあり、日本人男性としては普通の身長で、痩せ型の体型です。
また、お手洗いのため席を立つ回数が割と多いです。例えば日本→米国西海岸へのフライト(8時間前後)では、2回または3回トイレに行きます。(隣の人ごめんなさい)
原因は、貧乏くさい話ではありますが、ラウンジでガッツリ飲み食いしてから搭乗し、機内でもお酒や水をたくさん飲むからです。
また機内では口の乾燥が気になってしまい、こまめに水分をとっています。
おすすめできない:2列目以降・窓側
まずおすすめできないのが、プレミアムエコノミーの2列目以降です。ANAのボーイング787でいうと15列目がプレミアムエコノミーの1列目にあたります。
プレミアムエコノミーと言えど、やはり2列目以降は足元のスペースがそれほど広くありません。
どれぐらい狭いかを見ていただきたくて、機内で配布された新聞を使ってみました。
この写真は16A(プレエコ2列目、左側の窓側)です。シートに深く腰を下ろした状態で、膝と前の座席との間にちょうど折り畳んだ新聞が挟まるだけの距離がありました。もちろんエコノミーよりは広いですが、広々という感じではありません。
この場合は窓側席なので、トイレに行きたい場合は隣の人に立ってもらわないと通路に出ることができませんでした。
ちなみに座席の幅はこれくらいです。脚の両側に拳1個ずつぶんくらいのゆとりがあり、片足だけならあぐらをかくことができます。
おすすめ:ダントツでプレエコ1列目!窓側・通路側・中央席どれも快適
では逆におすすめはというと、ダントツで1列目です。これは窓側・通路側問わずです。この写真を見ていただいてわかるとおり、2列目以降とは足元のスペースに雲泥の差があります。
シートの奥に腰を下ろした状態で思い切り脚を伸ばしてみましたが、靴が接触するかどうかギリギリです。新聞が挟まるかどうかなんていうレベルではなく、とても広いです。
なお、私は決してここに足をかけませんので誤解なさらないでください。
プレエコ1列目・窓側の15Aから右側を見るとこんな感じです。体を座席の前の方にずらしてやっと靴が壁に接触します。
たまたま写っていますが、隔壁のバスケットに足を、それも裸足のままのせるのは勘弁してほしいです…
プレエコ1列目は機内エンタメのモニターが肘掛けの下に収納されています。重くて出しにくいので、お隣の方のをお手伝いしました。
席を立って通路側を向き、下に視線を落とすとこんな感じです。これだけ間隔があるので、隣の方が思い切り脚を伸ばしていて寝ていても、またいで通路に出られます。
ちなみにこちらは15Dに座ったときの視点です。同様に広々としています。
選択肢があるならぜひプレエコ1列目を
同じプレエコでも快適度がかなり違うことがおわかりいただけましたでしょうか?もちろん人気のある座席から埋まってしまいますが、選択肢があるならぜひプレミアムエコノミーの最初の1列目を確保されることをおすすめします。