この記事では、Canadian Experience ClassでのExpress Entryシステムを使ったカナダ永住権申請における、Invitation to Apply(ITA、インビテーション)受領後の、本申請での準備書類と質問事項について書きます。
前段階である申請カテゴリーの選択やスコア計算、プロフィール登録については、①事前調査編からどうぞ。
また、本申請完了から追加手続き、PRカード取得までについては、③取得編をご覧ください。
なお、申請にあたってはエージェントを使わず、ネットや知人から情報を集め自分で行いました。私はビザコンサルなどの専門家ではないため、制度の変更や私の勘違いによる記載内容の間違いがある可能性がありますので、あらかじめご了承願います。
- 必要書類一覧
- Passports/Travel Documents パスポート
- Proof of upfront medical exam 健康診断
- Offer of Employment ジョブオファー
- Education 卒業証明&学位査定
- Employment Records 在職証明
- Birth Certificate 出生証明(なぜか不要)
- Police certificate 警察証明
- Letter of Employment 雇用証明
- Proof of Means of Financial Support 預金残高証明
- Digital photo 顔写真
- Optional documents その他補足書類
- PDFはファイルを結合・連番を振って見やすく
- 詳細プロフィール記入
- システムエラーにご用心
- ギリギリで本申請完了
- 申請費用は1,410ドル
必要書類一覧
本申請にあたって提出を求められた書類は下記のとおりです。
Passports/Travel Documents | パスポート |
Proof of upfront medical exam | 健康診断結果 |
Offer of Employment | ジョブオファー |
Education | 卒業証明&学位査定結果 |
Employment Records 1 | 在職証明 |
Employment Records 2 | 在職証明(コロナ前まで勤務していたバンクーバーの会社) |
Employment Records 3 | 在職証明(日本で新卒就職した日本の会社) |
Police certificate | 警察証明 |
Letter of Employment | 雇用証明 |
Proof of Means of Financial Support | 預金残高証明など |
Digital photo | 顔写真 |
Optional Documents | その他補足書類 |
1点謎だったのがBirth Certificate(出生証明書)。他の方の記事で必ず出てくるのにもかかわらず、なぜか私の場合は不要でした。
Passports/Travel Documents パスポート
顔写真が印刷されているページをスキャンしました。スタンプが押されているすべてのページも必要ですが、半年前にパスポートを更新して以降カナダ国外に出ていないので省きました。
Proof of upfront medical exam 健康診断
移民局認定の医療機関で受診した健康診断の結果を提出します。
こちらのページで、自分の住んでいる国・州の医療機関を検索できます。
私は検索結果のうち唯一日本語対応と書かれていた、オークリッジのDr. Kim Liew Inc.へ行きました。日本人の医師か看護師がいるのかと思っていましたが、実際は「質問文を日本語訳した手書きのノートを見せる」というスタイルでした。
続いて案内された、同じ建物に入居している別の医療機関で、レントゲンや尿検査なども同日に済ませることができました。検査項目とそれを実施した医療機関は下記のとおりです。
Medical Examination | Dr Kim Liew Inc |
Chest X-ray Examination 胸部レントゲン | Greig Associates X Ray Ultrasound and Mammography Inc |
HIV Test | LIFE LABS |
Syphilis Test (VDRL or RPR) 梅毒 | LIFE LABS |
Serum Creatinine 血清クレアチニン | LIFE LABS |
土曜日に受診し、週明け火曜日には検査結果のPDFが届きました。
費用:$327
永住権申請のための健康診断を受けてきました。所要時間は2時間ほど。
— とおまわり🇨🇦 (@toma_wari) August 8, 2021
・問診・聴診・視力:$150
・X線:$85
・血液・尿:$92
計327ドル。
IRCCのサイトで唯一日本語OKと書いてあったクリニック。問診は日本語訳した質問文が書かれたノートを見せるという形式でした。 pic.twitter.com/eCkPjfkjwZ
Offer of Employment ジョブオファー
私はプロフィール作成時、ジョブオファーに関する質問で「ジョブオファーを持っている」と回答したため、それを証明するための書類が必要です。
ジョブオファーがない場合、追加の50点は得られませんが、永住権申請自体ができないというわけではありません。
事前準備編でも書きましたが、ここでいうジョブオファーとは、単に「雇用主が申請者を継続的に雇用したいという内容の書類」だけでははなく、LMIA(Labour Market Impact Assessment)の承認を得ている必要があります。
そもそもLMIAとは何?という方は、こちらのコンサルタントさんのページが参考になります。
【2022年度】LMIAとは? カナダ就労ビザ取得の最大の関門です | カナダ留学コンパス
ここでは、
- レターヘッド付き
- カナダ国内で、正社員(パートタイムではない)として雇用されていることが説明されている
- 継続的、有給、フルタイムの仕事(最低週30時間以上)である
- 季節性の仕事でない
- NOC職業分類で0・A・Bいずれかに該当する
- 会社の住所・電話番号・メールアドレス
を明記した書類を作成し、社長と私の両者のサインをしました。
Education 卒業証明&学位査定
日本の大学の英文卒業証明書
卒業した大学に連絡し、英文卒業証明書を郵送してもらいました。発行手数料と郵送料で3千円以上かかりました。
学位査定機関による査定
日本の大学の卒業証明書が、移民申請の際にカナダでも有効であることを審査してもらう必要があります。
定番のWorld Education Service(WES)を利用しました。
- 2/20 WESのアカウント開設
- 4月上旬 大学へ卒業証明書発行依頼
- 4/22 実家から職場へ卒業証明書を発送
- 5/3 職場に到着
- 5/8 WESに郵送
- 5/17 WESから受領確認メール受領
- 5/18 WESが卒業証明書が有効であると認定
大学からは直接WESに送ることはできないと言われたため、大学→実家→職場へ郵送し、念のため一旦手元で確認して、カナダ国内から改めてWESへ郵送することにしました。
封筒には、WESのリファレンス番号を記入する必要があります。こちらの公式動画で詳しい説明があります。動画では大学から直接WESに送付する前提となっていますが、私は自分で送付しました。
英文卒業証明書と、WESの査定結果をつなげたPDFを提出しました。
費用:$259.90
卒業した日本の大学の学位査定のためのWorld Education Servicesも、郵送後1週間ほどで結果が出ました。
— とおまわり🇨🇦 (@toma_wari) June 1, 2021
去年利用した知人は1ヶ月以上かかると言っていたのですが、コロナで申請が減っているのか?あっという間でした。
次の手続きは・・・警察証明を取りに領事館へ行かねば。 pic.twitter.com/vsT2xaupnO
Employment Records 在職証明
現在の勤務先だけでなく、前職のバンクーバーのデザイン会社と日本の会社から、在職証明を発行してもらいました。必要事項は下記のとおりです。
- それぞれの会社のリファレンス ※可能であれば給与明細書も添付
- レターヘッド付きの公式書類であること
- 氏名、会社の連絡先(住所、電話番号、メールアドレス)
- 雇用期間中のポジション、ジョブタイトル、職務内容、雇用期間
- 週間就業時間、年間給与、福利厚生
- 1つのファイルに1つの会社の関連書類をまとめる
給与明細書(Pay stubs)は、現在勤務している会社の過去半年分のものを添付しました。
前職での円満退職が大切
バンクーバーのデザイン会社では、コロナの影響でオフィスが閉鎖され、同僚とともに一斉レイオフされてしまいました。社長に呼び出され解雇を告げられたときはとてもショックでした。
しかし、その後も会社のLinkedInページをフォローして投稿にいいねを押したり、友人が仕事を探していたときに紹介したりなど、完全に関係を切らないようにしていたこともあってか、久しぶりに連絡したところすぐ対応してくれました。
また、新卒で勤めた日本の会社は、退職後もときどきリモートでのお仕事をいただいたり、一時帰国の際には近況報告を兼ねて社長や同僚を訪ねたりと、こちらも良好な関係を維持できていたため、快くサインしてくださいました。
昔、NHKの英会話番組「実践ビジネス英語」で「Don’t burn your bridges behind you.」というフレーズを知ったのですが、まさにこのことだと実感しました。
永住権取得後は、LinkedInでのメッセージやお歳暮を贈り、感謝の意を伝えました。
Don’t burn your bridges behind you. は、「退却の道を断つな」、転職に際しては「それまで在籍した会社やそこでの同僚と再びどこで接点ができるかわからないので、けんか別れをして飛び出すな」という意味になります。
フレーズ・例文 完全に縁を切らずに辞める、賢い方法があります。|語学学習コミュニティ ゴガクル英語
日本企業での配属とジョブタイトル
日本で働いていた会社から雇用証明をもらう際に悩んだ点が、ジョブタイトル(職種名)をどうするかです。
当時の主な仕事内容は、自社製品・サービスについてのパンフレットやウェブサイトなどを企画・デザインすること。ときには海外用に英訳したり、印刷工場で打ち合わせに行ったり。これらはグラフィックデザイナーの仕事の範疇として解釈できます。
しかし、「20xx年 ○○○○入社 ○○部○○課に配属」という会社名・部署名だけを英訳した書類を提出しても、移民局の審査官が理解することが難しいことが想像できますし、NOC職業分類のどの職種に該当するのか不明瞭です。
そのため、In-house Graphic Designerというジョブタイトルで勤務していたという英文の雇用証明書を作成して会社に相談したところ、無事サインをもらうことができました。
過去の勤務先に移民局から連絡はある?
私の知る限りでは、そのような例は聞いたことはありません。勤務先では、私だけではなく過去に何人も永住権の申請をしていますが、移民局からカナダや日本にある過去の勤務先に対し「この申請者が実際にそちらの会社で勤務していましたか?」という連絡はなかったそうです。
もちろん、自分が知らないだけで、実際は過去の勤務先に連絡が入ったけれど本人には知らせることはなかったということもありえますが。
同じトピックがこちらのサイトでも話題になっていました。
Does CIC call employer for verification? | Canada Immigration Forum
Birth Certificate 出生証明(なぜか不要)
他の方のブログを見ると必ず出てくる出生証明書ですが、なぜか私の場合、必要書類としての項目がありませんでした。コロナの影響で変更があったのかもしれません。
申請には戸籍謄本の原本が必要なので、あらかじめ実家から送ってもらいましたが、結果的に不要でした。領事館で確認したところ、申請から10日ほどで受け取れるそうです。
Police certificate 警察証明
日本の警察証明は、申請後受け取れるまで約2〜3ヶ月かかるとされていますので、できるだけ早く領事館へ行くことを強くおすすめします。
私はインビテーション受領後に警察証明を申請しました。ですが、直近のインビテーション発行時の最低スコアが、事前に計算した自分の取得見込みスコアに近かった場合(つまり、自分のプロフィール作成後、近日中にインビテーション受領が見込まれる場合)は、インビテーション受領前に申請を済ませたほうがよいと思います。
実際のタイムラインはこちらです。
- 6月1日、インビテーション受領
- 6月21日、日本領事館で指紋原紙をもらう(遅すぎ!)
- 指紋採取サービス会社へ行き、領事館でもらった原紙に指紋を取る
- 再び日本領事館に行き書類を提出
- 8月19日、領事館から証明書が届いたとのメールを受領、窓口で受け取り
指紋採取&申請書提出
まず、朝一番で日本領事館に行き、窓口で指紋原紙をもらいます。
続いて指紋採取サービス会社に移動します。私はGrandvilleとW Penderの交差点近くにあるビル(1階のTrees Cafeは留学生御用達ですね)にあるGlobal Fingerprinting Servicesという会社を利用しました。電話予約は不要で、数人が並んでいました。所要時間は5分ほど。
自分の指紋がべったりとついた用紙を持って再び領事館へ。申請書と一緒に提出しました。
犯罪経歴証明書を受領
申請から2ヶ月後の8月19日、領事館から警察証明をピックアップできますというメールが届いたので受け取りに行きました。封筒の中には「犯罪経歴証明書」が一通入っていました。
この際、「開封すると無効になります」と言われ困惑したのですが、中に入っている書類をスキャンしないことには提出できないので、普通に開封しました。
Letter of Employment 雇用証明
現在カナダ国内で働いている会社からの雇用証明です。
- 氏名、雇用の詳細、会社の連絡先
が最低限記載されている必要があります。
他にも、勤続年数、ジョブタイトル、ポジション、職務内容、有給休暇、出張費の扱いなどの情報も含めることができるとのこと。
私は、前述のEmployment Records 在職証明とほぼ同じ内容で作成しました。
Proof of Means of Financial Support 預金残高証明
エクスプレスエントリーの場合、保有するすべての銀行口座・証券口座の、番号、開設日、過去6ヶ月間の残高、クレカなどの債務額が記載された書類が必要でした。
- TD Bank(給与受け取り、クレジットカード、投資信託購入)
- Questrade(インデックスファンド、個別株購入)
の2つから書類を入手しました。
TDの場合、支店での面談予約をし、永住権申請準備をしている旨を伝え、対応する書類を発行してもらいました。半年間の収入やクレジットカードの利用履歴が丸見えなので少々恥ずかしかったです…
自分のアカウントのダッシュボードから過去の利用履歴を表示したページを印刷し、担当者名が入ったカバーレターをつけた書類をもらいました。
Questradeの場合、実店舗はないため、ポートフォリオ概要PDFをダウンロードしました。
今思えば、ビットコインをはじめとする暗号通貨や、日本と香港の銀行に残しているわずかな預金も対象だったのかもしれませんが、すっかり忘れていました。
最低預金基準はなし
別の方法で永住権を申請中の知り合いから「預金残高は最低基準を満たしている?」と聞かれて少し焦りました。
しかし調べたところ、Canadian Experience Classで申請する人は、預金残高の最低基準はないとのことでした。
Digital photo 顔写真
35mm x 45mmの顔写真が必要です。自分で撮ろうかと思ったのですが、念のためLondon Drugsの写真サービスを利用しました。
この際はパスポートと同じメガネありの写真を提出したのですが、メガネのせいで有効な顔写真と認められないリスクを避けるため、その後のPRカード申請の際はメガネ無しで再度撮り直しました。
Optional documents その他補足書類
提出を求められた書類以外に、補足資料として任意の書類を提出できます。
- ブリティッシュ・コロンビア工科大学(BCIT)の修了証明書
- 現在の就労ビザ(ポスグラビザ)
- IRCCから届いたLMIA審査結果のPDF
を添付しました。
LMIA審査結果PDFはここではなく、ジョブオファーの項目でアップロードしたほうがよかったかもしれません。
ここで失敗がひとつ。通常、審査官宛のカバーレターを添付することが一般的だそうですが、それを知らずに提出してしまいました。就活と同様、移民局の審査官が直接各種書類に目を通すわけですから、確かに1通レターがあったほうがスムーズにいきそうですね。
こちらのサイトにサンプルがありましたので見てみてください。
PDFはファイルを結合・連番を振って見やすく
さまざまな方面から取り寄せた書類を整理するため、要求されたDocument Nameと同じ名前のPDFファイルを作成しました。かつ、ファイル名順で並べ替えた際に必要書類リストと同じ順番になるよう、頭に連番を振りました。
また、複数のPDFファイルをひとつに結合する必要がありますが、ファイル編集機能が使えるAdobe Acrobat DCは有料です。
私はMacを使っているため、ファイルをプレビューアプリで開き、サムネイルを表示しドラッグアンドドロップで複数のファイルをまとめました。Windowsの場合もCubePDFなどのフリーソフトがありますね。
詳細プロフィール記入
前段階であるプロフィール作成時に回答した質問事項に加え、より詳しい事柄を尋ねられます。
例えば、プロフィール作成時は申請者本人の氏名・性別・誕生日・居住地だけでよかったところが、今回の本申請では家族のそれらについても回答する必要があります。
- Personal Details 個人情報
- Names 氏名
- Personal description 生まれた国、身長、瞳の色
- Marital status 婚姻状況
- ID documents – summary パスポート
- Immigration history and citizenships 過去の移民申請履歴、他に保有している国籍、居住国
- Family 家族構成
- Contact Details
- Language of correspondence 連絡の際の言語
- Telephone/fax 連絡のつく電話番号(申請プロセス中電話連絡は1度もありませんでした)
- Email address メールアドレス
- Mailing address 郵便物の宛先
- Address history 過去に住んだ場所の住所
- Study and languages
- Native language 母国語
- Education history 学歴
- Official languages カナダ公用語の理解度(IELTSなどのスコアを記入)
- Application Details
- Provinces and territories of interest 居住する予定の州・都市
- Nomination and selection 州からのノミネーションの有無
- Representative 利用しているコンサルタント(自力での申請のためNoにしました。Yesであれば担当者の情報を入力します)
- Work history
- Occupation 職業分類NOC
- Canadian certificate of qualification 州発行のCertificate
- Intended work in Canada ジョブオファー、LMIA
- Work History 国内外での就労経験
- Research カナダでの仕事探しに関するアンケート
- Personal history
- Personal activities 就学・就労・無職などの経歴
- Travel history 過去の海外渡航履歴
- Statutory questions 犯罪歴、難民申請、ビザ却下歴、政治・宗教・社会的な目的の暴動、犯罪組織への関与、収監、精神疾患
過去の住所・海外渡航履歴をまとめておこう
特に時間がかかった項目がこの2つ。
Contact details – Address history
過去10年間もしくは18歳の誕生日以降の、住んだ場所の期間・住所・都市・国を入力します。
日本の実家のみならず、ベトナム赴任中のコンドミニアム、カナダのホームステイ先、引っ越した先のシェアハウスなどを記入しました。
なお、旅行や短期留学であっても、例えばひとつの都市に1ヶ月以上滞在するのであれば「居住した」という解釈になるかもしれませんが、さすがにきりがないので省略しました。
Personal history – Travel history
さらに面倒だったのがこちら。過去10年間もしくは18歳の誕生日以降の、訪れた国・滞在期間・都市・目的を入力します。
学生時代にバックパック旅行をしていた頃、頻繁に陸路で国境を行き来したこともあり、出入国履歴が46行にもなってしまいました。例えばマカオからフェリーで香港に戻り、鉄道で深圳へ移動した日は、1日で3回国境を越えたことになります。
こちらは私が記入した内容の一部です。1行で1ヶ国分しか記入できません。こういった形式で延々と46行続きます…
From | To | Country of visit | City/town or region of visit | Purpose of travel |
2011-08-xx | 2011-09-xx | United Kingdom | London, Brighton, Canterbury | Language study |
2012-02-xx | 2012-03-xx | Vietnam | Ho Chi Minh City, Hanoi | Inter-university exchange program |
2012-09-xx | 2012-09-xx | China | Shanghai, Nanjing | Sightseeing |
この表形式の入力フィールドは、1度行を挿入すると順番を変更できません。私はきっちり昇順で表示したかったため、あらかじめエクセルでまとめておき、ソートしてから入力しました。
From・Toの日付ですが、私は「パスポートに押された当該国のスタンプが示す日付」としました。前述の必要書類で、パスポートのスタンプが押されたすべてのページをスキャンする必要があるため、それとの矛盾があってはならないと考えました。
また、ヨーロッパのシェンゲン圏内に乗り継ぎで到着した場合(例:大阪→アムステルダム→ベルリン)、乗り継ぎのためのアムステルダムの空港でスタンプが押され、ベルリンでは何も押されませんが、ここは目的地のベルリンを訪問先としました。
もっとも、パスポートを新しくしたばかりで、スタンプはすべて古いパスポートにしかないため、ここで入力した履歴が本当かどうかを審査官が判断できるとは思えませんでしたが…
システムエラーにご用心
あー!何度この画面に悩まされたことか!
本申請の準備中、頻繁に自分のアカウントのページにログインするのですが、週に1度くらいの頻度でログインできず、この画面にリダイレクトされることが多発しました。
同じトラブルに遭遇した人が解決策を紹介していますが、私の場合うまくいく場合もあれば数日間お手上げ状態のときもありました。
{100% Working} How to Fix ‘Canada CIC Website GCkey Login Loop?
提出期限があと1週間を切るというとき、警察証明をアップロードしようとしたところ再びこの画面が表示された際は、やばい間に合わない!と焦りました。何事も余裕を持って準備しましょう…
ギリギリで本申請完了
8月28日、すべての質問事項への回答と書類を添付し、提出しました。6月1日にインビテーションを受領してから提出まで3ヶ月近くかかってしまいました。
特に、平日に領事館へ出向くのが億劫なため、警察証明を後回しにしてしまったのが悪影響を及ぼしました。6月1日にインビテーションを受領したものの、領事館で申請したのは20日後。そこからさらに2ヶ月後に警察証明が届きました。
本来インビテーション受領から提出までの期限は60日間。コロナの影響で一時的に90日間に変更されていたので間に合ったのですが、通常なら完全にアウトでした…
Changes to the invitation to apply period under Express Entry – Canada.ca
申請費用は1,410ドル
本申請の際、下記の費用を支払いました。これは申請時にカナダ政府に直接支払うものです。
- Permanent Resident Application Fee:$825
- Right Of Permanent Residence Fee (RPRF):$500
- Biometrics Fee:$80
- 計$1,410
支払いはクレジットカードで行いました。